ギレルモ・デル・トロという魔術──“推し監督”の世界にひたる幸福

最近、とにかくギレルモ・デル・トロ監督の作品ばかり観ています。
「推しの監督の作品をひたすら観る幸福」とでも言いましょうか。
なじみのある映画を何度も見返すのも、初めて観る一本に出会うのも、どちらもかけがえのない体験です。

『パシフィック・リム』の巨大なロボットと怪獣の対決に胸が高鳴り、
『パンズ・ラビリンス』の幻想と残酷さが混じり合った世界観に深く引き込まれ、
『ヘルボーイ』の1と2では、人ならざる者たちの孤独と美しさに心を打たれます。
そして『シェイプ・オブ・ウォーター』では、言葉を超えた愛の形にそっと涙がこぼれました。

デル・トロ監督の作品は、単なる「映画」を超えて、
まるで神話や魔術のように、象徴や寓意が静かに、そして力強く息づいています。
気がつけば、私自身の中の“深層”に触れてくるような感覚さえあります。

そんな中、偶然「ギレルモ・デル・トロ監督の世界観をテーマにしたタロットデッキ」を見つけました。
これは運命か、というくらいぴったりの出会い。
カード一枚一枚に彼の作品のキャラクターや象徴がちりばめられていて、ただ眺めているだけでも世界観にひたれます。

今では、映画を観て、タロットをめくって、また映画を観て…。
そんな静かで満ち足りた時間が、日常の中の「魔法」になっています。
映画もタロットも、心の奥へと続く扉なのかもしれません。

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